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ネタ紹介シリーズとは、てんゆあの演目で使用するイリュージョン道具の現象はもちろん、そのイリュージョン道具の思い出や雑学を紹介してゆくコーナーです。
本日紹介するイリュージョンは・・・
「折り紙ボックスイリュージョン」
〜ざっくりとした現象〜
風呂桶のようなサイズの箱に人が入ってゆき、その箱をパタパタと小気味よく折りたたんでゆきます。
最終的に30センチ立法の箱になってしまいます。
そしてさらにダメ押しで剣を3本突き刺します。
剣を抜き、箱を元の大きさに展開してゆくと中にはいった人は無事です。
〜このイリュージョンについて〜
このイリュージョンは原題を「Origami Illusion」といい、アメリカのジム・ステインメイヤーという人が考案しました。
ジム・ステインメイヤーは、イリュージョンの発明家として有名で、ラスベガスの巨大イリュージョンから、
セミサイズのイリュージョンマジックまで数多く考案しています。
そしてウェリングトンとジョン・ゴーンの2つのビルダーによって販売されています。
ウェリングトン社製は脚を全て取り外せますが、ジョンゴーン製は脚を外せないなど細かな相違点があります。
私が子供の頃、テレビで見てずっと印象に残っているイリュージョンです。
道具自体に動きがあって、見ていておもしろく、起承転結がはっきりしているイリュージョンの一つです。
アメリカ発祥の道具ですが「Origami」という日本の折り紙をテーマにしているので、日本人イリュージョニストはほぼ全員所有していると言っても過言でないほど人気があります。おそらく日本っぽいゆったりとした流れと動き、そして米国製でありながら「折り紙」という日本名が付けられていることにシンパシーがあるのでしょう。
私も例に漏れず所有していますが、最初イリュージョニストになって、一台目を手に入れたときはとてもうれしく、
毎回の営業で使い倒していました。
現在使用しているのは2代目。
お客様目線で言うと「不思議」「優雅」が挙げられます。イリュージョニスト都合で言うと「簡単」「軽い」「時間持つ」など、一挙両得な道具です。
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